リプラン 雑誌掲載 青山流儀 せいざんりゅうぎ

「森を建てよう。」企業イメージを表わすこのスローガンが生まれたのは、1997年のこと。私たちが本物の住宅づくりを目指し、北海道と林野庁の支援を受けて独自の住宅供給システムを築いた時期です。物づくりの本質は、“本物を追求すること”にある。私たちはそう考え、原木の確保から製材、流通、設計、建築までを協業化した、新しい取り組みをスタートさせました。
その背景には、森林の保護育成という大きなテーマがあります。国産材を徹底して使えば植育材のサイクルが進み、ひいてはそれが森林保全につながります。つまり、日本の森林を住宅建築に活用することで森は再生し、守られると信じているのです。

「森を建てよう。」という表現には、「森に住まう」ような心ゆたかな住まいをつくっていきたいという強い想いが込められています。私は、自分の人生をもっとも端的に表現できる場が“家”であると考えています。建築とは、その人の人生観をかたちにすること。この信念のもと、お客様の家づくりに全神経を集中させ、自分たちの全てを注ぎ込んできました。
「人間到る処青山あり」という格言があります。幕末の勤王立志の詩と言われ、大きな志を立てたなら目的を達成するまでけっして故郷には戻らないという強い信念をうたったものです。
HOPでは「人を幸せにする人が幸せになる」という決意を社是にしていますが、これはまさに家づくりを通して得た「生き方の流儀」そのものなのです。

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