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[ 中央区にお住まいの薄木様のオウチStory ]古くならずに深くなる〜郷愁を漂わせる洋館への想いと
愛着のあるオウチStoryをお伺いしました。

リビングに入ると、目に飛び込んでくるのは奥様の作品である美しいフォーク・アート・ペインティングの数々。そこへ、アンティークな家具がセンス良くコーディネートがされています。
お引渡し前に、一度御宅を拝見しておりましたが、一段と味わい深く感じました。

奥様は函館の120年もの歴史ある遺愛女子中学・高等学校のご出身。
校舎は国の重要文化財に指定されている建物です。素晴らしい環境の中で、6年の学生時代をお過ごしになったことで、良質を肌で感じ、自然と審美眼を磨かれていったのでしょう。
女学生の頃を思い出すことで、住みたい家のイメージが確立していったと仰います。
ご計画前から弊社のことは、HOPオーナーの宮の森皮膚科様を通じて、ご存知でした。 「素敵な家を建てているな〜」という印象はお持ちでしたが、ご計画を急いでいるわけではなかったので 「もしも、ご縁があるならどこかで通じるでしょう(笑)」程度の気軽さだったそうです。

〜奥様の作品〜
300年以上の歴史があるヨーロッパ伝統のフォーク・アート・ペインティングは繊細な筆使いで、美しい色合いを表現しています

函館や神戸のような異国情緒あふれる街並みや建物に引かれるものがあり、どこか懐かしさを感じる深みのある家を想い描いていた奥様。ご計画当初はHOPを入れて、3社ほど検討していたそうです。
「どちらかというと、HOPさんはシンプル・モダン的なイメージがあったので、少し違うかな・・・」と思っていた丁度その時、N邸の見学会に来場いただきました。
フランク・ロイド・ライトをイメージした深みのあるN邸をご覧になった瞬間、奥様が思い描くイメージが「ビビビっ」と合致。
その場にいたN邸の設計者であるアトリエアムの金田さんとの出会いは、まさに運命的だったと仰います。

美しさへの追求に妥協はありません・・・スタッフ一同、真剣です。
材料の質感や、ドアの取っ手などの細部にもこだわります。
女性設計士を目指すアトリエアム佐藤さんも、ディティールの一つ一つ、そして薄木様の感性に大変良い勉強をさせていただきました。

奥様お気に入りの光景ホール〜リビング。自然がつくる光と影が美しいです

「玄関に鏡を付けたいのですが、なかなか気に入ったのがないから、自分で作ろうと思って・・・」と軽快に見せていただいたのは、なんと木彫り!!
実は、数年前一度トライしようとしたのですが、都合が折り合わず断念。
月日が経ち再開しようとした今、偶然同じ先生にお会いし、まるで予想していたかのように「よく来たね。待っていたよ」と、言われたそうです。 必然の出会いだったのですね。。。

一見「和」のイメージがある花器も、クラシックに演出。プリザーブドフラワーは代官山にあるお店のものですが、そちらへも行ってくださったそうです
雪深い旭川で焼く陶器と沖縄民芸の琉球の漆塗りの茶托が見事にマッチしています

家中あらゆるインテリアが、奥様の審美眼の高さを表しています。
昨年、HOPギャラリーにて開催しました大雪窯の作陶展でご購入いただいた陶器もこの通り、愛着があることが伝わってきます。

昨年秋にはお庭も形ができたので、今年はクレチマスなど植えたいと、ガーデニングプラン中。 「去年、お洗濯物を外に干したんですよ。
その時の風がまるで洗剤のCMみたいに、とっても爽やかで清清しくて心地が良かったですよ〜」
些細な日常を特別にできる感受性の豊かさに、深く感銘しました。

さりげなく、「CHOICE OF FUTURES」を置いてくださって嬉しいです

2階は、ご家族でくつろげる空間として、特別な思い入れがあったそうです。
インテリアや絨毯ひとつひとつ吟味されたものが置かれております。「あとは、照明器具が気に入ったものが見つかれば、ここは完成なんです♪」と家づくりを心から楽しんでるご様子。

和洋折衷のバランスが絶妙です
お話を伺い、紙面上から実際に形になるまで様々な想いの深さを感じました

出会いってから思いが形になるまで約4年。月日と共に、益々深みを増していくこと。それを末永く拝見できることが楽しみです。
日々忘れがちな感性を思い出させていただいた素敵なオウチStoryをありがとうございました!