HOP MaterialHOPの木材

地域証明された森林認証材を利用

世界各地で森林の違法伐採が問題になって以来、持続可能な経営を行っている森林を第三者機関が評価・認証する「森林認証」制度が広がっています。日本では2003年、SGEC「緑の循環」認証会議が主体となって森林認証制度がスタートしました。HOPグループは、全国で初めて流通、設計、施工の各部門で森林認証を取得し、住宅の建築に認証材を導入しています。森林認証材で家を建てることは、適切な森林管理を行っている林業者を間接的に支援することになり、環境保護や森林保全につながっていきます。また木材の産地が明確になるため、安心して家を建てていただけるのです。

SGEC「緑の循環」森林認証取得

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HOPグループ3社は、流通、設計、施工の各部門でSGEC「緑の循環」森林認証を取得しています。
これは2003年に日本で初めて作られた森林認証制度で、「持続可能な経営を行う森林から生産された木材」であるということをSGEC「緑の循環」認証会議が認定する制度です。

HOPの家に使われる木の種類をご紹介します

日本で育った木は、木材となってからも日本の気候風土に適して高温多湿に強く、耐久性に優れた構造材となります。
特に北海道の木材は寒冷地で育っているため、本州の代表的な人工林材である杉に比べて強度が高いともいわれており、建築材として魅力ある素材です。そうした利点から、今後も、HOPは日本国内それぞれの地域で地元産材を利用して家づくりを進めてまいります。

ミズナラ

HOPの家の床に使われています。

木の中に、多量の水分を含んでいることからミズナラと呼ばれています。ブナとともに冷温帯を代表する落葉高木で6月に開花し、10月にドングリ(果実)がなります。枝は太く、よく伸びるので、大きく広がった木になります。材は重硬なので、家具用材、洋酒の樽材、建築材(床板)、枕木、器具材などに広く利用されています。

板目(いため)
柾目(まさめ)

トドマツ

HOPの構造材として使用しています。

北海道で人工林として多く植えられています。樹高は30m程。葉が柔らかく、モミ属の特徴として葉先が2つに分かれます。6月に開花し、雄花は紅色で、球果は秋に成熟して黒褐色になります。トドマツの名はアイヌ語トトロップからきています。公園樹、クリスマスツリー、盆栽などとして親しまれています。材は上品な白色で、構造材として使われています。

板目(いため)
柾目(まさめ)

カラマツ

この家では、天井に使用しています。

カラマツは落葉性の高木で、日本各地に植林されています。樹高は30m近く、直径も1mを越えるものがあります。名前の由来は、葉の付いた様子が唐(から)文様に似ているためです。日本の松類の中で落葉するのはカラマツだけで、「落葉松」と書きます。秋には黄葉し、春は美しい新緑が芽吹きます。材は重硬で、耐久性、耐湿性に優れています。脂気が多く、年数を経ると樹脂が染み出て木肌が赤味がかり、風格のある美しさをたたえるようになります。 家屋の土台や電柱・鉄道枕木・屋根板・船舶に用いられます。

板目(いため)
柾目(まさめ)

タモ (ヤチダモ)

大黒柱・階段の段板・建具はタモです。

ヤチダモは北海道に多く、本州、朝鮮にも分布する落葉高木です。湿った場所でよく育ち、街路樹にも多く植えられています。 大きなものでは、幹の直径が1メートルにもなるものもあります。葉は鳥の羽のように2つずつ付いていて、羽状複葉(うじょうふくよう)と呼ばれています。 木材は、硬い性質で美しい木目を持つので、家具材や、造作材などに多く利用されています。

板目(いため)
柾目(まさめ)

シナ

この天井はシナの羽目板を使っています。

シナ(シナノキ)は北海道・本州・九州に分布する落葉高木です。シナとはアイヌ語で縛るという意味で、樹皮をはいで、 その繊維を布として織ったのが名前の由来です。 高さは10メートルほどになる落葉高木で、葉にはっきりとした鋸歯(へりのギザギザ)があります。花には香りがあり、ハチミツ源にもなります。 材質は軽くやわらか。加工しやすいので建築用材、ベニヤ材、器具材などに利用されています。

板目(いため)
柾目(まさめ)

セン (センノキ、ハリギリ)

この家の大黒柱(写真右端)がセンの無垢材です。

センは、立ち木のときにはハリギリと呼ぱれています。分布は北海道から九州まで広がっていますが、とりわけ東北から北海道に多く見られます。
肥沃な適潤地に生育しますので、北海道開拓の時代には、開拓に適しているかどうかの判断の基準となりました。鋭いトゲに覆われた幹と、材がキリに似ていることから「ハリギリ」と名が付いています。

クリ

HOPコンセプトハウスの2F床には、クリが使用されています。

栗はブナ科クリ属の落葉樹で、原産地は広くアジア、ヨーロッパ、北アメリカなどに分布しています。
世界の主な栗は欧州グリ、アメリカグリ、支那グリ、朝鮮グリ、日本グリなどがあり、中でも支那グリは日本でもお馴染みの天津甘栗などに使用されています。
日本の栗も過疎化や後継者不足から栗の栽培面積は減少の一途をたどっていますが、貴重な木材としてフローリングに使われます。