羊蹄山とスキー場の雄大な景色を眺望する、ニセコのコンドミニアム

ニセコ C邸

香港在住のオーナーが、世界的なスキーリゾート・ニセコに建てたコンドミニアム(別荘)。5つのバス付きベッドルームと和室を備え、13名が宿泊できるスケールとなっている。約3mの敷地内の段差を生かし、地下1階をRC造、地上2階を木造として大屋根を浮かせたシンプルな構造とした。
この別荘の一番のこだわりは、2階LDKからの眺望。南東側に蝦夷富士の異名を持つ羊蹄山のコニーデ、北西側にヒラフスキー場のゲレンデを同時に見渡すことができる。バルコニーのジャグジーからは羊蹄山の勇姿を眼前に、四季の変化を体感できる。
内装には珪藻土が多用され、木(無垢材)とともに温かみを感じさせると同時に、暖炉周りに設えられた黒皮鉄板や鉄柱・スチール手摺、壁の磁器タイルなど硬質な素材とのコントラストが独特の、ユニークな風情を作り出している。
ダイニングからリビングそしてバルコニーへと連続する天井面が、ワンルームの空間をさらに伸びやかに見せるとともに、床に段差をつけることで空間のボリュームを緩やかにゾーニングし、2.9mの天井高のリビングの開放感を強調。雄大な自然のオマージュともいえるコンドミニアムだ。