和のテイストを大切にしながら機能性も備えた住まい

東京都 O邸

和の雰囲気を大切にし、自然素材をふんだんに使うこと、寝室・水廻りはホテルライクな機能性を持たせること、そして家族が安心してくつろげる心地よい空間とすること。
オーナーの希望から導き出されたのは、中庭テラスを中心に置いたロの字型のプラン。四方を明るいガラス張りとすることにより、開放感も演出している。また、中庭テラスを囲むように渡り廊下を廻し、1階のリビング、ダイニングはもちろん、どの居室にいても明るい空間が視界に入る配慮もなされている。
外観は、和風モダン住宅という言葉を連想させる、ダークブラウンの落ち着いた色調となっている。ラワンの羽目板張りを施すことで、品の良さも主張。また、正面エントランスから長く伸ばしたアプローチの先には、優雅な設えのエントランスコートを配置した。
水面の揺らぎに癒される水盤と、夜はライトアップされるシンボルツリーによって、住まう人、そしてゲストをやさしく誘う。
リビングとダイニングキッチンは高さ3.5mの吹き抜けとし、開口部に大胆な縦格子を採用。実際以上の広がりを感じる空間となっている。
主寝室は、遮るドアを持たない開放的な仕掛け。浴槽・シャワーブース・洗面化粧台・トイレが一体となったレイアウトで、使い勝手の良いホテルライクな仕様を実現している。