自然と調和する和モダン住宅

帯広市 H邸

隣地との境界を松林がセパレートする恵まれた環境、H邸は、帯広駅からやや離れた郊外にある約300坪の敷地の豊かな自然を生かすことを設計の基本とした。敷地のまわりは大きく成長した松林でカバーされ、近隣とのほどよい目隠しにもなっている。外壁は、古くなってからもしっかりと土地に定着できるようにと、杉板張りにした。建物内部には、北海道のタモやカバなどの無垢材をふんだんに使い、やさしい木の香りを漂わせている。造作のアイランドキッチンは面材にカエデを採用し、端正な表情に。ダイニングキッチンとリビングは一体感をもたせながらも、中間にインテリア性の高いらせん階段を設けている。また、床暖房を設置したテラコッタ敷きのサンルームには薪ストーブを備え、炎を囲んで家族が集まれる空間にとした。