街並みになじむ高質な邸宅

札幌市 S邸

樹木や小川の流れなど広く緑豊かな公園に面した素晴らしいロケーション。この土地の景観を損ねることなく、後世に残る文化たりえる住宅の建築を望まれていたオーナー様と、HOPの自然を生かし、木を生かすという理念が通じ合い、この環境に相応しい邸宅が生まれました。
70代の御夫婦を核に、そのお子様二人の家族総勢12名が微笑ましく同居するという、近年少なくなった家族の有り様を考えさせられる住まいです。敷地が不整形であることを利用して、大きな建築を、ブロックを分けることにより、大家族の適度な距離感を保つよう計画し、落ち着きのあるやさしい表情の外観にすることができました。20世紀を代表する建築家フランクロイドライトのデザイン要素を取り入れながら、HOPのオリジナルデザインと融合させたクラッシックモダンなインテリアで統一しています。
竣工間もない時期に訪れても、もう何年もこの住まいに住んでおられたかの様に家族が自然に迎えて下さり、新しい家にあってもこれまでの家族に関係性が良い形で継承・増長されていていることに、「住まいは住まい手が快適に演ずる舞台である」というHOPの理想をこの家に込める事ができました。