オーナーとそのご家族の豊かな暮らしを実現する、750坪の土地を隅々まで有効に使った、母屋とガレージハウスの2棟からなる建物。
玄関を入り、目に飛び込んでくるのはガラス張りの二つの坪庭。両側を坪庭に挟まれた明るい廊下の先には、厳かな和室が広がっている。
リビングは玄関とは異なるモダンなデザインでまとめられ、光をふんだんに取り込む大きな開口部は、丁寧に作られたプライベートな庭を望む、くつろぎの空間となっている。
キッチンは輸入機器で統一され、ダイニングテーブルには幅3300の無垢のウォールナット材を使用。
シアタールームにはハイエンドの音響機器が並び、浴室にはラグジュアリーなバスタブが据えられている。
素材や機能、細部のデティールにいたるまで、十分納得するまで時間をかけ、詳細に検討を重ね、一切の妥協を許さないオーナーのこだわりが、住宅の規模を超えた非日常の空間を実現した。
別荘や映画館は必要ないというオーナーの言葉が、今回の家づくりへの満足感と、家という場所への思い入れを示しているのではないだろうか。