眺望にこだわって、色々と土地を探されたオーナーが最後に見つけた円山の高台の敷地。玄関ドアを開け、緩やかな階段を上りきると、そこには一瞬息を呑むようなロマンチックな札幌の夜景が広がる。ソファーに腰掛けた位置から、近隣の屋根はバルコニーの手摺で隠し、リビング天井から延びる庇は、バランスよく空を水平に切りとるよう考えた。
オーナーの要望はこのリビングとオーディオルーム、充実した収納、そしてゆっくりとくつろげる広さの浴室。 浴室の造作は白のタイルとガラスでまとめ、南の日が差し込むサンルームを併設している。家のどこにいても、一日中ゆとりある時間を満喫できる空間となった。