この家が建っているのは、閑静な住宅街の一角にある、3方を道路に囲まれ、前面と後面では4メートルの落差がある独特な条件の敷地。さらに風致地区のため面積の制限も厳しく、一般的に考えれば建築の難しい場所です。そんな条件をうまく設計に生かし、地下1階、地上2階建てという構造の邸宅が完成しました。
若くして起業し成功を収めたオーナー様が望まれたのは、趣味の車やバイクを楽しむことのできる家。そこで地下部分をご主人が心から愛する車やバイクを収める車庫とし、その一角にはキッチンもそなえたホビールームも設けています。2階にあるリビングは、大きな窓からダイナミックに眼下の街並みを一望することができます。緑豊かな景色は、四季のリズムで暮らしを彩ることでしょう。また、リビングと階段との間の仕切りをガラスにして広がりを感じさせたり、洗面とキッチンに国産のこだわりの大理石を使用するなど、随所に考え抜かれた工夫が施されています。木の落ち着きとモダンさをバランス良く融合させた、上質な暮らしを楽しむ邸宅です。