アンティークとモダンが融和する家

ニセコ J邸

羊蹄山を望むアンティークとモダンの融和。自然の石や木を使った素朴な表情と木造の直線的な特性を生かしたデザインが印象的な住まいだ。

インテリアの仕事をされているオーナーがこだわったのは素材と色使い。外壁の板張りは、自然に色が変化するのを楽しむために無塗装で仕上げている。重厚感ある玄関ドアを開けると、厚いムク材を使用した迫力ある床が広がる。2階リビングダイニングはシックで落ち着いた印象でまとめられ、それと対比した真紅のキッチンが空間を華やかに演出している。屋根形状に合わせた高さ5mの勾配天井とボリュームある梁や柱の木構造も特徴的だ。リビングから続くテラスの先には羊蹄山の堂々たる姿を眺めることができ、そのダイナミックな眺望はまさに絶景である。

各室にはヒバのムク材でつくった洗面化粧台を配し、地下にある広々とした温泉風のスパが寛ぎの時間を奏でる。しっとりとした中に華やかなテイストを織り交ぜたコントラストが美しい住まいとなった。