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大自然との共生大自然との共生 東京出身のオーナーはできる限り自然 東京出身のオーナーはできる限り自然の中に住むことを希望した。共に建築地の中に住むことを希望した。共に建築地探しに探しに11年の歳月をかけて、ようやく巡り年の歳月をかけて、ようやく巡り合えた土地だ。合えた土地だ。水道も下水もない荒野は、オーナーが生き水道も下水もない荒野は、オーナーが生きることを真剣に考えた上での決断であっることを真剣に考えた上での決断であった。私自身もこの場所での生活をより快た。私自身もこの場所での生活をより快適な場に仕上げるために覚悟が必要な仕適な場に仕上げるために覚悟が必要な仕事だった。事だった。大自然に溶け込ませようと、最初に大自然に溶け込ませようと、最初に打ち打ち放しの放しのコンクリートと決めた。どの方向をコンクリートと決めた。どの方向を軸線にするかもすぐに決定した。オーナー軸線にするかもすぐに決定した。オーナーがもっとも大切にしていた書斎兼寝室は、がもっとも大切にしていた書斎兼寝室は、雌雌めめ阿阿ああ寒寒かんかん岳岳だけだけを望むを望む22階に置き、跳ね出させ階に置き、跳ね出させた。雪がいくら降っても遮るもののない特等た。雪がいくら降っても遮るもののない特等席だ。席だ。玄関を入ると、正面の大きな窓から緩やか玄関を入ると、正面の大きな窓から緩やかな丘の稜線やカラマツの林が美しい絵画にな丘の稜線やカラマツの林が美しい絵画になって飛び込んでくる。なって飛び込んでくる。居室の天井はシナ材、床はナラ、造作家具居室の天井はシナ材、床はナラ、造作家具はタモを使用。廊下にはタモ材の列柱が林はタモを使用。廊下にはタモ材の列柱が林のように並ぶ。堂々たる木材たちが、自然のように並ぶ。堂々たる木材たちが、自然の中で負けない存在感を醸し出している。の中で負けない存在感を醸し出している。井戸からくみ上げる清水は、地下水となっ井戸からくみ上げる清水は、地下水となって流れてきたもの。おいしい天然のミネラルて流れてきたもの。おいしい天然のミネラルウォーターを独り占めする。この地に住もウォーターを独り占めする。この地に住もうと決意したオーナーへの天からの贈り物うと決意したオーナーへの天からの贈り物のように感じた。のように感じた。大開口部に広がる丘の稜線を眺めながらゆったり入れるバスルーム。130Residence of Tradition and Innovationchapter 3丘陵に特等席を持つ家House with a VIP seats in the hill
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