帯広の和モダン住宅

帯広市 N邸

140坪の横長の敷地条件を最大限に生かした設計のこの家は、建物の高さに変化をつけたバランスの良い構成となっている。ホワイトの外壁に玄関や窓のブラウンがアクセントになり、モダンで気品のある印象を与え、通る人の目を引く。夕暮れには、アプローチから放たれる優しい光がタイルの壁面や樹木をシンボリックに照らし、家族の帰りをあたたかく導いてくれる。リビングには2階との繋がりが感じられる吹き抜けが設けられ、明るく開放的な空間を構成している。リビング横のダイニングでは、座った時の目線に設けられた窓から庭の気配を感じながら、ゆったりと食事がとれる。リビングからの視線が気にならないようダイニングの奥に設けられたキッチンは、奥様のこだわりを盛り込んでウォールナットで造作したものだ。リビング外のテラスは、丸く切り抜かれた屋根によってデザインされた光が差し込み、お子さまの最高の遊び場となっている。洗練されたモダンな佇まいの中からいつも家族の笑い声が聞こえてきそうな、暖かみのある空間となった。