テラスにジャグジーのある家

東京都 A邸

落ち着いた住宅地にある120坪の大きな敷地に建つこの邸宅は、地下に音響設備も整った60帖ものスタジオ。玄関の扉には、道産タモ材による幅1.5mの引き戸が採用され、簡素ななかにも落ち着いた美しさを演出。扉をくぐると、畳敷きのホールに迎えられ、高級旅館のような趣になっている。左手が書斎となっており、正面には、ガレージの屋根を利用したビオトープがあり、緑の植栽のなか、小川がつくられている。2階リビングは、ナラのフローリングと2つのお座敷がつながる一大空間。3階には、リビングと主寝室がある、家族のためのプライベートスペース。ナラのフローリングに琉球畳を敷き詰めた、和洋折衷の清々しいしつらえで、6mにも及ぶ引き込み式の扉をすべて開放すれば、床と同じレベルで揃えたテラスが外の景色をそのまま室内に採り込み、空間の広がりをダイナミックに楽しめる。テラスには、ジェットバスを設置。街の夜景をながめながらの露天風呂を楽しめる。道産材をたっぷり使い、高い断熱性能を誇るオール北海道仕様の家は、健やかな空気と端正なデザインにあふれ、暮らしの快適性をもたらしている。