日常を豊かにする風雅な終の棲家

札幌市 I邸

敷地は大通りに面しながらも、玄関を抜けると心地よい静寂に包まれる癒しの住まい。張りつめた日常から開放される寛ぎの空間だ。
リビングの開口は優美な曲線により織り成され、自然光が注ぐだけでなく四季折々の彩りを堪能できる。夜になると緋色のカウンターの先に美しい街の灯りが揺らめく。リビングとダイニングには仕切りを設けずにステップを設置し、一体感を意識しながらも変化を与える空間とした。リビング横に配置されたディスプレー棚はオーナーのコレクション用に造作したもの。厳選された骨董品の数々が整然と並び互いの美しさを競う。
白でまとめた浴室にはサウナ室を備え1日の疲れをゆっくりと癒すことができる。1階に設けられた落ち着きある和室がモダンなデザインの中にありながらも、趣きある和の雰囲気を醸し出す。オーナーの感性を住まいと調和させた設計により、生活の質を高める安らぎに満ちた住まいが実現した。