中庭のある終の棲家

札幌市 H邸

中庭を生活の中心とした終の棲家をテーマに、暮らすことに喜びがあふれる住まいが完成した。マンションと住宅に囲まれた敷地に建つこの家は、プライベートを守りながらも、大きく切り開かれた窓から見る景色の変化と四季の移ろいを感じることができる。
玄関を入るとリビングへの回廊が続く。壁には絵が飾られ、中庭を望む窓からは優しい光がそそぐ。まるでギャラリーを楽しむかのように生活空間へと導く贅沢な仕掛けだ。リビングは吹抜けの高さを抑えることで落ち着いた印象としながらも、大開口からの自然光が明るくあたたかい。隣には奥様のスタディールームも備えている。ダイニングに設けたインナーテラスではオリーブが育つ。食事の際はもちろん、キッチンに立つ時でも豊かな緑が美しく覗く癒しの空間に奥様のこだわりが見える。趣味の時間を大切にされるご主人のため、ガレージは車とバイクを収めてもゆとりのある設計だ。
2Fの寝室ではコーナー窓からの陽が朝の目覚めを誘い、爽やかに1日が始まる。家のどこにいても四季折々の心地良い時間を過ごすことができる。暮らしの中で常に楽しみを見出すご夫婦ならではの魅力あふれる邸宅となった。