HOP

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作品紹介

HOPの家には、そこに暮らす家族一人ひとりの物語があります


CASE41

五山の送り火が望める家

    <京都市 H邸>



   京都特有の間口が狭く、奥深い敷地に

   建てられた住宅です。

   左右は隣家がすぐそこまで迫っており、

   南側・北側どちらも勾配の違う坂道に

   挟まれています。

   1階南側に設けられた玄関からは、

   幅1.5mの細い路地が9m延びており

   緩い勾配道へと続いています。

   北側の道は急勾配で、2階当たりを

   通っており、全く活かされていない

   状態でした。

リビングから庭園を望む。四季折々の景色を楽しむことができる。

 

今回の設計は、吉田山から吹き降ろす新鮮な風を取り込む事と、傾斜立地を生かした採光を軸にご夫婦が暮らす終の棲家として計画しました。生活スペースであるリビングダイニングは2Fに設け、片流れ屋根にすることで十分な採光を確保し、ロフトへと空間を連続させることで狭小住宅を感じさせない開放的な空間となりました。また、2階のどこにいてもやさしい起伏で心を和ませてくれる東山と、五山の送り火の主役「大文字」が一望できるよう、東面には連続した開口を配しました。そして2階の北側にはブリッジをかけ、裏玄関とすることで不利に働いていた特殊立地を生かしております。

 「引越ししてから、毎日山の色合いが少しずつ変化するので、微妙な季節の移ろいを感じ取ることができます。今までこの素晴らしさを味わわずに過ごしてきたなんてもったいない気持ちでいっぱいですが、その分今から堪能したいと思います」という施主様の言葉のように、この住まいが時間とともに深くなり、京都の文化とともに生き続けることを願っております。



褐色の天井と床に白い壁がアクセントとなり、解放感の中に締まりをもたらす。

 

 

小上がり。琉球畳の下は全て収納スペースとして確保。
無駄な仕切りがなく、
空間全体にゆとりが生まれる。

 
階段手摺。
シャープな手摺にも木を使うことで優しさを感じる。